第四章

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サクラの海老天丼が運ばれる五分前。 現在厨房では、二つのフライパンにフライパンと同じ大きさだが、少し薄くして火を通りやすいようになっている挽き肉と具材を混ぜた、ハンバーグの元となる肉の塊が火にかけられた。 そして約十五分後、薄く作られたハンバーグの二枚には、充分に火が通ったようで、 お盆に似た大きさの容器の半分にご飯が盛り付けられ、 もう半分にハンバーグが二枚乗せられ、最後にカレーがかけられる。 完成したハンバーグカレーはノアの前に置かれたが、 それはそれは大きくて、隣の誰もいない席の前にまではみ出していた。
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