第四章

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三人は朱く染まった公園を横目に見ながら寮に戻り、「やっと着いた」と背筋を伸ばしたが、 あ… ノア「…わりぃ!二人とも先に部屋行ってて」 到着した後に、ノアは何か用事を思い出し、また公園に逆戻りしてしまい、 サクラ「リンゴ」 もしかして、リンゴでも取って来るんですかね? ノアが見えなくなると独り言のように、サクラは言葉を棒読みし、歩き始める。 メル「リンゴですか?」 二人ともリンゴ好きですね。 そして歩き出すサクラにメルが尋ねると、「ええ…」そう頷き、サクラは笑みをこぼしながら階段を上り、 「じゃあ待ってますから…荷物を置いた後にでも僕の部屋に来てください」 そう言うと部屋に入って行った。
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