第四章

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この人達、大丈夫でしょうか? メル「…」 サクラ「ケホッ、ケホッ…」 メルが無言で二人を見詰めていると、サクラが笑いすぎて咳き込み、落ち着こうと深呼吸をしている。 ノアは相変わらずだ。どうやらツボに入ったらしい。 ノア「クッ…クッ…はあっはあっ」 本当にこいつは面白いな… 先に食ってるのは別に良いとしても、どんだけ食ってんだよ! 笑いすぎて息ができねぇっ! ノア「クックッ…」 そんなノアを余所に、 サクラ「お味の方はいかがでしょうか?」 サクラがテーブルに歩み寄りつつ、真剣な表情で味の良し悪しを尋ねた。 メル「あの…美味しいです!」 私、何をしちゃってるんでしょう。二人がいない間に食べるなんて… サクラ「ノア、僕らも食べようか」 ノアが未だにお腹を抱えたままなので、サクラは話を切り出す。 ノア「わかった!」 そしてノアが納得するのだが、多少誤算があったようだ。 メル「あの…すいません」 ん?なんですかね? サクラ「どうしました?」
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