第四章

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メル「いただきます」 その言葉を聞いて、サクラとノアは安心したようで、胡座(アグラ)をかき、「いただきます」と合掌すると、三人は食事を始めた。 「このプリン美味しい」やら「さすがサクラだ!」だの、様々な言葉を交わして。 それは、これから数年後の未来に起きる出来事を微塵も感じさせないように。 三人は思う。 『この幸せの時間が永遠…永遠なんて物は存在しないけど、永遠に続けば良い』と、 だけどそれは近い未来に壊れるかもしれない夢であって… しかしだけど、三人はそう思った。 そして三人の夜は更けて行き、三人の初めての夜は終わりを告げ、それぞれが自分の部屋へと戻っていく。
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