第二章

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そしてリンゴを収穫しようと木の真下まで歩み寄り、ノアが木に向かって手を伸ばす動作を行う最中に、見上げた空の異変に気付き、 ノア「おいサクラっ!村の方が変だぞ!?」 と切り開かれた森の隙間から東の空を指差す。 するとそこには、空を隠すように黒い煙が淡々と立ち昇り、 黒い煙を見た二人は互いに見詰め合い、 急いだ方が良さそうですね ああっ、そうだな! 瞳で一瞬だけ言葉を交わし、直ぐ様走り出す。 そして森を走り出してから数分後。 息を切らせながら到着した二人は、『影の都』見た瞬間に唖然として立ち止まってしまった。 二人が見た景色は、
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