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えっ!?
サクラが振り向くとそこには青い髪の少女メルが、顔を両手で包むように額の痛みに耐えている姿がある。
やっちゃった!
「メルごめん!」
よしっ
「何が“ごめん”なんだ!」
いや、ええと…
「その、なんて言えばいいのか、とにかく僕が不機嫌な態度をとった“せい“でこんなことになって…」
くっくっくっ
「こんなこととはどんな事だ??」
そろそろノアが調子に乗り始め、笑いが込み上げてくると、ノアの態度に気付いたサクラは、
「何笑ってるの?」
感づいたのか、そんな言葉を折り返した。
はっ!やべっ!
「なんでもねぇよ!」
再びメルを良く見ると、額をさすっていた。
「メル?不機嫌な態度とってごめんね?でも、どうして泣いてるの?」
サクラは一撃で核心を突く。
「ノアに額を“ピン”ってされましたぁ!」
核心を突いた言葉にメルも、額を両手でさすりながら正直に答えた。
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