第二章

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撤退したのは良いが、ただ歩いているのがつまらなかったのか、ノアが喋り出す。 ノア「じゃあ…此処からサンシアン王国まで競争だ! ルールは『食事禁止!』プラス『魔法禁止!』…そしてどっちが早く王国に着くかだ!」 いきなり言われてサクラは驚くが、少し考えた後、 サクラ「わかった!」 何故か承諾した。 ノア「やっぱりサクラはわかってるなぁ~」 ノアはサクラが承諾するのを知っていたのか爽(サワ)やかな笑みを浮かべ、 サクラも「面白そうですから…」と言って微笑んでいる。 ノア「それじゃあ始めっ!!!」 何の前ぶれもなく言われた、始まりの合図に…サクラとノアは紅と蒼の髪を風になびかせ走り出す。
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