第二章

12/41
762人が本棚に入れています
本棚に追加
/174ページ
二人が走り出して数日後… そこには息を切らせながらも、止まること無く走る二人の姿があった。 現在の状況を説明すると、『月影の都』から二人が走り出してから六日目の朝日が昇り四時間程経っており、 途中経過では、姿が見えなくなる程ノアに離され、時間で言うと約二時間は離されていて、 ノアの表情を見ると、まだ余力が残っているとわかるが、 サクラは日差しを避ける様にフードの付いた服を着ており、表情は見えないが、走り方を見るとかなり疲れている事がわかる。 ノア「サクラおせーな…」 まさか、倒れたのか? 振り向いてもサクラが見えないので、ノアは心配になってきたが「(サクラなら大丈夫だろう)」と心の中で呟きつつ、 ノア「腹減ったー!!」 と叫びながら王国へと足を踏み入れて行った。 その頃サクラは… サクラ「さすがにランクの高い魔法を使ってからじゃあ辛いな… それに何ですか?今日のこの天気は?…暑いんですよ!」 ぼやいていた。 それからノアに遅れる事一時間半、やっとサクラも王国にたどり着くが…
/174ページ

最初のコメントを投稿しよう!