第二章

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だが尾行していた内の一人。そう、サクラが気にしていた人物がすぐさまサクラを見つけだし、 「気付かれた」と気付いたのか、今度は見失わない為に足早に追いかけて来る。 無理でしたか? サクラはこのまま逃走劇を続けていてもらちがあかないので、方向を変えて薄暗く人気のない路地裏に駆け込み、数分走った所で足を止める。 そしてサクラは「ふぅ…」と大きな溜め息をつき走って来た道を振り返り呟く… サクラ「クソッ…しつこいですね。ここまで来るなんて」 しかしこれは計画通りで、 簡単に誘い出されてくれてありがとう。 という感謝の言葉を言いそうになったが、直ぐに飲み込む。 何故ならサクラは突然めまいに襲われ気が遠くなってきたからだ。 そこで相手の一人が少し歩み寄り喋り出すが、 メル「私は『・・・翼』二・・隊長『メル・エ・・・ル』・す! ・・しく捕まれ・・・は加え・・・ん!」 その声が届く前に、サクラは意識を手放す。
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