第二章

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~ロウエン~ 『(ギルド)虹色の翼』の四階へと上る階段。 丈夫な素材でできた一段一段にロウエンがわずかながら振動を与え、早歩きで上っている。 階段を上りきると廊下があり、その廊下を歩いてすぐの場所に少し広めのスペースがある。 其処から更に奥の廊下を進んだ先にある暗めな両開きの扉をロウエンがノックし、「コン、コン…」と音を響かせた。 すると扉の向こうから「はいどうぞ」と丁度良い音量の声がする。 ロウエン「会議中、失礼します」 ロウエンが入った部屋の中には、丸い円の真ん中に穴が開いた大きな机があり、 一番奥の椅子に一人の男性が座っていて、フード被った人が三人、フードを被っていない人の中にはサクラを追ってた少女もいた、他には『白髪の老人』と『銀髪の兄ちゃん』これらの人が席に着いていた。 男性「報告とはなんだいロウエン?」 一番奥の席に座っていた黒い髪を持つ男性が聞いてくる。
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