第二章

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~サクラ~ サクラ「…。ノアの所にでも行くかな」 ロウエンが病室から出て行き、一人取り残されたサクラは、『ふらふら』と自分がいた病室から出る。 そこには待っていたかの様に、他の病室から顔を出したノアがいて、 ノア「サクラー、こっちだ」 サクラはノアに呼ばれるまま、手招きされた病室に入っていくと、 ノア「だいぶ遅れたみたいだけど大丈夫だったか?」 やはりサクラが遅れて来た事が気になっていたので確認を取る。 サクラ「何とか大丈夫だったけど…」 ノア「けど?」 サクラ「ちょと無理し過ぎたから、お願いして良いかな?」 そうサクラが何かを言いたげに疲れた表情でお願いし、 ノア「ハハッ、まったくしょうがねぇな」 サクラの表情を察して、ノアが理解したように頷く。 サクラ「じゃあ頼むよ。ノアの治癒魔法が無いと動くのも辛い感じだし」 と笑っているが…
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