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~サクラ~
サクラ「…。ノアの所にでも行くかな」
ロウエンが病室から出て行き、一人取り残されたサクラは、『ふらふら』と自分がいた病室から出る。
そこには待っていたかの様に、他の病室から顔を出したノアがいて、
ノア「サクラー、こっちだ」
サクラはノアに呼ばれるまま、手招きされた病室に入っていくと、
ノア「だいぶ遅れたみたいだけど大丈夫だったか?」
やはりサクラが遅れて来た事が気になっていたので確認を取る。
サクラ「何とか大丈夫だったけど…」
ノア「けど?」
サクラ「ちょと無理し過ぎたから、お願いして良いかな?」
そうサクラが何かを言いたげに疲れた表情でお願いし、
ノア「ハハッ、まったくしょうがねぇな」
サクラの表情を察して、ノアが理解したように頷く。
サクラ「じゃあ頼むよ。ノアの治癒魔法が無いと動くのも辛い感じだし」
と笑っているが…
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