第二章

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ノア「我が呼び掛けに応え、我に聖なる癒しの力を…『月の雫(シズク)』」 ノアが魔法を使うと、サクラの疲れきっていた体が徐々に元通りになり、血の気や肌の色も回復してしまった。 ノア「やっぱサクラはこっちの方が良いよ!」 サクラ「ありがと」 すっかり回復したサクラは、今までボロボロのイメージだったが、今では顔立ちの良い美少年で、実際の年齢よりも少し大人びて見える。 サクラ「それじゃあ早速だけど…これからどうする?」 ノア「ひとまずルイスさんがいるみたいだから、会いに行くか!」 サクラはルイスさんと聞いて戸惑うが「それも良いな」と応え、二人は病室から出て行こうとするが、出ようとする前にサクラが喋る。 サクラ「その前に気配でも殺して行こ。見つかると面倒だから」 ノア「あぁ…一理ある」 ノアが言った次の瞬間に…二人は、少し目を離した隙に見失いそうな存在になってしまった。
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