第二章

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ルイス「何が面白いんだい?」 サクラとノアの笑顔の訳が知りたく、ルイスが口を開ける。 サクラ「すいませんルイスさん。確かに僕とノアは危険なまでの魔力を『儀式』によって与えられましたが… この魔力は創られた時から人を守るために存在していて、現在も人を守るために存在している。それが嬉しいんです」 言い終わるとサクラはまた誇らしげな笑顔を浮かべた。 メル「とっても素敵な力ですね…人を守るために創られた魔法ですか」 うっとりしながらメルもその話に共感を抱く。 ルイス「確かに戦争を起こすために開発された魔法とは正反対だね…素晴らしい力だ」 ルイスも訳を聞いて納得したみたいだ。 ルイス「それよりも、サクラ君とノア君はこれからどうするんだい?」 「んん~」とルイスの質問で肝心な事に気がついたサクラとノアは考え出し、 考えが固まったのか…サクラがこれからの事をルイスに告げる。 サクラ「これから…まずは月影の都を復旧させるないといけないんですが、あの湖に住んでる原因を取り除かないと、安心して復旧作業もできません。 それに…もし、戦っても今の僕達の実力じゃあ無事に倒せるか分からないでしょう。 だから十分実力が付くまでの約四年から五年の間よろしくできますか?」
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