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これが今の二人に最も安全で適切な判断だ。
ルイス「ん…、私は構わないぞ。しっかり働いてくれるならな」
ルイスが許可を出すと、メルが「じゃぁ。」と言った後、サクラとノアに頭を下げて、
メル「改めてよろしくです」
とだけ伝える。
ルイス「それでは…、正式に『虹色の翼』の一員になるために…」
ルイスは話を止め「ちょっと待ってて」と部屋から出て行く。
サクラ「…」
ノア「…」
サクラとノアは、ルイスが部屋から出て行く姿を自然と目で追ってしまい、顔が同じ動きをする。
その姿を見たメルは「うわ!そっくり」と思い。二人に見たまんまの感想を言う。
メル「二人が双子ってのは本当なんですね」
それはそれは眩しい程の笑顔で…。
そんなメルの笑顔に見とれていると、先ほど扉から出て行ったルイスが、右手にペン、左手に二枚の紙を持って戻って来た。
ルイス「はいこれっ!」
ルイスは持って来た紙とペンをサクラとノアの前の机にそれぞれ配り説明を始める。
ルイス「まずこの紙に名前、年齢、性別、血液型、生年月日、その他諸々を書いて、最後にサイン…
そして書き終わったらギルド入団試験を受けてくれれば完了!…もぅ二人は合格ラインなんだけど…試しに受けてみるかい?」
ルイスが説明を終えて、入団試験を受けるかどうか二人に判断を任せる。
ノア「それは受けとかないと駄目っしょ!」
サクラ「このギルドの実力も知りたかったし、僕も賛成です!」
ルイスが聞くまでもなく、二人とも端からやる気満々だ。
ルイス「戦うのは私ですがね…」
戦う相手を話した時、サクラとノアの中で何かが崩れる音が一瞬だけ聞こえ「えぇ~っ!…」二人は物凄く残念そうに肩を落とすが、
ルイス「ほらっ。いいから書いた書いた」
ルイスは二人に「早く書くように」と急かす。
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