第二章

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メル「じゃぁ今度食べに行きますね」 メルは料理を作ってもらえると知り、嬉しそうに笑う。 サクラ「期待しないでくださいね。たまに作るくらいなんで… まぁ、料理の資料は結構視てるし、丁度良い機会ですから!試しにいろいろと作ってみますよ」 話を聞いた時には、料理を食べに来ると聞いて戸惑ったが、サクラは今まで見てきた料理を作れると考えメルの話に乗ってみた。 メル「本当ですか!?楽しみです!」 そして二人は「どんな料理を作るか」などの会話で盛り上がるが、少し拗ねているノアがサクラとメルに声をかけた。 ノア「お二人さんの邪魔をするようでなんか悪いんですけど…俺のもできてるから確認お願い」 一人蚊帳の外になっていたノアは少しだけ根に持ったのか、サクラを自分の近くに手招きし、話をする。 ノア「まぁ、サクラ…あの子が可愛いから周りを忘れて夢中になっちゃうのも…うん、わかるよ」 ノアはサクラに小声で言ったのだが、直ぐ様「何言ってんですか。」という言葉と『拳』が同時に飛んで来た。 ノア「はやっ!パンッ…」 握りこぶしで殴られた筈なのに、ノアの頬は「パンッ」と良い音を響かせ、 軽く吹っ飛んだノアの手から記入し終わった紙が一枚…ヒラヒラと床に落ちる。
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