第二章

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サクラ「ええ…さっきも言いましたが、僕とノアは双子です。 ただ、両親が離婚してから僕は母親に引き取られてローエンの性を、ノアは父親に引き取られてスタリアの性を継いだだけです」 サクラから話しを聞いたメルは「ごめんなさい」と謝ったが、その謝りを訂正させるようにノアが話を付け加える。 ノア「別に俺達は気にしていない。やっ、気にしてないって言ったら嘘になるけど…俺達二人の事を考えての離婚だってわかってるから俺達はそこまで気にしてない」 ノアが一呼吸間を空けると、サクラがノアの話しを続ける。 サクラ「寧(ムシ)ろ、自分達より僕達の将来を考えて距離を置いた事に感謝しなきゃいけないと思ったくらいです」 サクラとノアの説明が一通り終わったが、メルは理解できずに、「どういうことですか?」と頭を傾げる。 するとサクラがもう一度苦笑して、 サクラ「詳しくは今度、時間がある時に話しますよ。でもこれだけは今だから言えますけど、両親は僕達の事をしっかりと考えてくれていました」 そう胸を張ってメルに告げた。 ノア「じゃあそろそろ…この話は次にしてオッチャン起こしてよろしく伝えないとな」 そしてルイスの事を忘れていた二人はノアの言葉で思い出し。 ルイスに今後お世話になる事を説明した。
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