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そして少年を追ってきた四人は少年が立ち止まった事を確認し、その中の拳銃を持っている二人が銃口を少年に向ける構えを見せた。
四人が着ている服には、この国の『虹色の翼』と呼ばれるギルドの刺繍がはいっていて、
武器を構えている所を見るとギルドのメンバーは少年を警戒しているようだ。
そこにメンバーの隊長らしき人物が出て来て少年に向かって話し出す。
メル「私は『虹色の翼』二番隊隊長『メル・エノーメル』です!
大人しく捕まれば危害は加えません!」
どうやらギルドのメンバーは少年に対して危害を加える気はあまり無いみたいだ。
『メル』と名乗った人物は、青い色の髪が腰まで伸びていて顔立ちはとても綺麗だ、少年とは一歳年が違うか違わないかと思う女の子だった。
忠告したんだから大人しくしてよね。
そう思ったのもつかの間、訳が分からないが…少年の方から突然、普通なら有り得ない量の魔力が溢れ出し、その瞬間ギルドのメンバーに緊張が走る。
メルは刀を抜いて身構え、銃を構えている隊員は更に警戒を強めた時にメルが口を開く
メル「こんなの有り得ない!
それにあの子の周り…」
メルが焦っているのは目に見えて、額から一筋の汗が頬を伝って落ちていくのがわかる。
だがそれ以上は喋らなかった…少年の周りには風が吹き荒れ、炎が渦巻き、電気の様な光りが凄まじい音を出しながら飛び交い地面には亀裂が入っている。
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