第三章?

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キルドの頂点に立つ自分が、十数年年齢の離れた子供に負けたのだ…悔しいに決まっている。でもサクラの実力は確かなものだ。 サクラ「それじゃあ依頼はノアが終わらせてくれましたから、僕達は休みましょうか」 ノア「そうだなサクラ」 そんな複雑な思いを、まだまだ子供の二人がわかる訳も無く、颯爽(サッソウ)と話を進めていたので、 ルイス「じゃあ…メル君。二人をキルドの寮まで案内してあげてくれませんか?」 ルイスもその要望に応えるように、寮を使う事を提案し、メルに案内を頼む。 メルも「わかりました」と言った後、毎回見せる笑顔で頷き、 メル「では!付いて来てください!」 機嫌良く案内を始め、部屋から出て行った。 その後に、全員が部屋から出て行くのを見届け、 ルイス「もし互いが万全な状態で戦いに臨めば、圧倒的な差で敗れていましたね。 それに二人とも成長したな」 ルイスは一人…思っていた事を口に出したが、誰もその感想を聞く者はいない。
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