第三章?

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メルがサクラとノアを連れて歩くこと約三十分。 メル「着きました」 案内されて着いた場所はとても広い公園で、草木に手入れが行き届き、 アスファルトで創られた道隅にはベンチやゴミ箱、そして池まであり、鯉が三匹から四匹泳いでいた。 この公園の向こう側にギルドの寮があるというが、 ノア「まさかっ、あれじゃないよな!?」 突然ノアが指を差さす。その先には、壁が眩しい程に真っ白で、 ノア「でけぇな!」 と思わず呟いてしまうような二階建ての建物が見える。 近付いてみると、その建物は更に迫力を増し、 メル「此処がギルドの寮です。最初は驚きますけど、直ぐに慣れますよ」 それからメルは寮の規則らしき事を、口を大きく開けた…半ば放心状態の二人に話すが、 メル「聞いてますか?」 どうやら今の二人にはメルの呼び掛けすら聞こえないようだ。
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