第四章

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二人が(一人は二度目の)朝食を食べていた頃、 「コンコン」 再び誰かがサクラと同じように部屋の扉を二回叩き、 「ノア君とサクラ君いますかぁ?」 語尾を延ばすような言葉で二人の名前を呼ぶ。 その声を聞いたノアが真っ先にサクラを見るなり、 ノア「メルじゃね?」 と口に物を含めた状態で尋ねるが、食べる事を止めないので、仕方なくサクラが対応する。 サクラ「開いてるんで入って来てください」 サクラがその場から扉に向き、少し大きめな声で応えると、扉を開けて入って来たメルは二人がいることを確認し、 メル「あっ!やっぱ此処にいたんですね!」 部屋に響く声を出しながら二人に小走りで近寄ると、 メル「サクラ君の部屋にいったら、いなかったんで…」 と付け加えた。
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