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それから・・・
美花は無事、男女の双子を出産。
その3年後、次男を出産。
子育てに忙しい毎日を送っている。
一方、光春は
医学部を無事、卒業後
大学病院で研究をしながら
外科医として勤務している。
「「「ママ~!」」」
「は~い。ちょっと待って~」
3人の子供達に呼ばれながら
美花は子供達の元へ走り寄る
「ママだいしゅき」
「ママも~大好き~」
美花は次男を抱き上げると
頬にキスをする。
そして、大学の門をくぐった。
「美花、ほら、もう行かないと」
光春は嫌がる次男を美花から剥しながら、美花を促す。
「じゃあ、ママ、行ってくるね」
「「「ママ、頑張ってね」」」
「ありがと。」
「じゃあ光、行ってくるね。」
「あぁ。後ろで見てるから」
「うん。」
美花は嬉しそうに手を振る。
「パパ。今日はママのにゅうがくしきなんでしょう?」
「そうだよ。ママもパパと同じお医者さんになるために、学校に通うんだよ」
「うん。僕、知ってるよ
ママ、とぉっても嬉しそうだった」
「ママ、すごく頑張っていたからね。これからママも忙しくなると思うけど、みんなちゃんとママのお手伝いしてあげようね。」
「「「はぁーい」」」
光春はにっこり笑うと
「じゃあ、あっちでママの入学式見てようか」
光春と3人の子供達は
保護者席へと向かった。
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