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「うわぁ!ユート君だ。おはよう!」
ユリがユートにイチゴのオモチャを渡そうとした。
「だから、どうして男の子にオママゴトやらせるの?男の子はこっちなの!」
マリがユートに車を渡そうとする。
「別に良いでしょ!!」
また双子が揉めだした。
「二人ともいい加減にしなさい。」
マドカ先生が割って入る。
マドカ先生に抱っこされたユートを見上げ、オレ様はニヤリと笑うと、素知らぬ顔でその場を去る事にした。
『モテモテ君、頑張ってね。』
『ちょ、逃げんと助けて~なァ。』
オレ様は最近出来るようになったハイハイをしながら振り返ると、ユートがジタバタしながら手を差し延べていたが、オレ様は何事もなかった様に、目の前にある積木で遊んだ。
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