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「フーン、も~こんな進んでるんだァ」
若宮は突然呟いた。
返す暇もなく若宮は
ノートに一生懸命問題を解いていく。
「ぅわ、頭良いね!」
若宮は俺のノートを見てそぅ呟いた。
「いや・・・」
「やり方教えてよ??!」
「え?」
彼女はノートを近付けて 俺のノートを一生懸命見ている。
その日の授業は
ほとんど頭に入らなかった・・・。
今日は授業を受けた気がしないまま学校が終わった。
「可愛いなぁ」
掃除をしながらいつきは
囁いた。
「いつきー!!帰ろうぜ」
たけるが廊下で叫ぶ。
俺は適当に返事をして
モップを洗いに蛇口に
行った。
「あ!いつき君☆」
後ろをふりむくと女の子と楽しそうに話してる若宮が話しかけて来た。
「まだ掃除やってたんだね!!?」
「ゥン、マァ...」
すると同じクラスの
柚木が口を挟んだ。
「春美~こんなモテない男ほっといて行こうョ♪」
「モテなくて悪かったな」
「アハハ♪うけるわ」
何がウケるんだか....
意味が分からない
柚木にモテないと
言われ少々ご機嫌ななめだった俺は
次の若宮の
言葉で一気にテンションが上がった。
「いつき君モテないの?」
「うん。」
「え~私はタイプだけどな♪」
今の、……マヂ?
「春美趣味わるッッ」
そー言って若宮と柚木は
楽しそうにさって行った
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