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誰にも言えない。
悪戯な関係さ。
「ね、体が動きませんの。」
ベットに伏せて、絶賛ふてくされ中の彼女に一瞥だけよこし、隣にいる男は煙草をもみ消した。
「なんだ?まだ足りないのか?若いな。」
ケラケラと笑いながら彼女に覆いかぶさると、
「あんたのが若いっ!!まだヤル気!?」
彼女よりも25も年上な男はそんな台詞を気にする事無く、若い肌に唇を寄せた。
「暫く、黙ってろ…良くしてやるから。」
フフッと不適な笑みを浮かべて目を見つめれば、抗議の声は無くなる。
だが、微力ながらの抵抗は止めないらしく、男はまた笑うと、スルリと腿の裏を優しく撫で上げると抵抗は縋りに変わり、ぎゅっと羽織っていたシャツを握り締めていた。
「絶論親父めっ…」
顔を深紅に染め、悪態をつく彼女が可愛くて仕方ない。
(だめな奴だな…俺は…)
苦笑を堪え、行為を続けていく。
愛してるを囁きながら。
《誰にも言えない 悪戯な関係さ。
だけど マジで Baby
愛し合ってるんだ。》
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