襲いかかる魔の手

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夜斗「フフッ…ハッハッハ…嘘ですよ!」 夜斗は腹を押さえて笑いこけた。 藤堂「…教師で遊ぶな!!」 藤堂は制裁の名の元で、夜斗の首を腕で締め上げた。 夜斗「うぅ~!!」 夜斗の首には藤堂の腕が完璧にはいっており、声すら出せなかった。 夜斗はドアの方に指をさした。 藤堂「もうその手に誰が乗るか!」 藤堂は構わずに首を絞め上げた。 院長「…藤堂くん?怪我人の首を絞めるなんていいのかね?…それに君の生徒でもあるのだよ?」 藤堂はすぐに力を緩めて、固まった。 そして、汗が洪水のように藤堂から止めどなく流れた。 院長「藤堂くん…減給は覚悟しておくといい…」 院長が言うと、藤堂は生気が抜けてふやふやとしなびた。 夜斗「…まぁ…いいじゃないですか!」 夜斗は流石に可哀想になったので、笑いながらフォローをする。 院長「わかりました!被害者が言っているんだから、今回は見なかった事にしておきます…」 院長が少し笑って言うと、藤堂は急速かつ完璧に復活した。
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