襲いかかる魔の手

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夜斗「…奴等が動き出した?」 夜斗は確認するように言うと、院長は目を瞑ってゆっくりと頷いた。 院長「…確証はない…だが…確実に危機は訪れようとしている…」 院長は目を開き、怖さすら感じる真剣さをかもしだしていた。 藤堂「…しかし、今ならこちらに分があります!教師や連携をとっている反国軍が数多くいますから!」 藤堂は自信満々に言うと… 夜斗「…だから…名門や強い者が狙われている…」 夜斗は逆手をとって言い返した。 院長「その通り…教師が拐われる事件はいまだ起きてはいない…つまり、生徒が対象となっている…と考えられます…」 夜斗「生徒が対象ということは…まだ続きますね…この事件…」 夜斗は続けるように言うと、院長も納得するような態度を示した。 藤堂「なんでそう思うんだ?」 藤堂は全く話しに着いていけず、理解なんて到底出来なかった。 夜斗「生徒だけが対象ということは、拐いやすくて隠密行動には適しており…更に隠密行動であるということは、まだ何かやることがある…最近の事を考えると…やはり、誘拐はまだ続くんだということです!」 夜斗は事細かく藤堂に説明した。
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