1499人が本棚に入れています
本棚に追加
…よ…り…と…夜…斗…
急に名前を呼ばれたのでビックリした。
目を開けると、沙紀と桜の顔がすぐ近くにあった。
夜斗「…うわっ!」
夜斗は更にビックリする事となる。
魁斗「勝手に上がってるぞ~!」
魁斗は笑いながら言っているが、夜斗は理解が追い付かない。
沙紀「大丈夫?」
沙紀はその様子を気分が悪いと受けとり、心配そうにきいてくる。
桜「まだ気分がすぐれませんか?」
桜も同じ様に心配そうだ。
夜斗「…大丈夫…」
夜斗は呆然としながら、とりあえず答える。
渚「何だ?ハトが豆鉄砲を食ったような顔は!?」
渚は笑いながら言った。
夜斗「それを言うなら、ハトが豆鉄砲をくらった…ね!」
夜斗はどうやらあのまま眠ってしまったらしい事に気付き、更に寝起きにも関わらず、しっかりと渚の誤りを指摘する。
すると、渚は俯きながらプルプルと体を震えさせていた。
夜斗「?寒いの?」
夜斗は渚に聞くと…
渚「…いや…寒くなんかない…むしろ暑い…お前は…暑いか?」
渚が聞くと…
夜斗「暑いね~!まぁ夏だし!」
夜斗は寝起きで誤りを指摘する事は出来ても、渚の逆鱗に触れてしまった事を感じとる事は出来ないようで、平然と答える。
渚「なら…冷たくしてやろうか…そう…死体のように…」
渚はゆっくりと死の宣告を告げる。
最初のコメントを投稿しよう!