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雲雀「…おい!…本当に大丈夫なのか?道なんて無いぞ!?」
雲雀は枝を掻き分けながら言った。
葵「う~ん?」
雲雀「今のふざけた返事は大丈夫なんだろうな…」
雲雀は首を傾けている葵に言うが、葵はあまり反応を示さない。
葵「…昔よく行ってただけだから…あんまり記憶に残ってないんだよね…」
葵は頭を抱えながら言った。
雲雀「まさかと思うが…迷子になったのか?」
雲雀がそう言うと、あたかも雲雀の声が聞こえていないような態度をとる葵。
…完全にしらをきっている…
雲雀「…マジかよ…ハァー」
雲雀はうなだれるように深くため息をつく。
葵「大丈夫!すぐに着くから!」
雲雀(…何を根拠に…)
雲雀は口には出さなかったが、何を言っていても仕方がないので、重い足取りを前にと進める。
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