明かされた悲しき過去…そして雨中の決着…

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雲雀「…おい!…本当に大丈夫なのか?道なんて無いぞ!?」 雲雀は枝を掻き分けながら言った。 葵「う~ん?」 雲雀「今のふざけた返事は大丈夫なんだろうな…」 雲雀は首を傾けている葵に言うが、葵はあまり反応を示さない。 葵「…昔よく行ってただけだから…あんまり記憶に残ってないんだよね…」 葵は頭を抱えながら言った。 雲雀「まさかと思うが…迷子になったのか?」 雲雀がそう言うと、あたかも雲雀の声が聞こえていないような態度をとる葵。 …完全にしらをきっている… 雲雀「…マジかよ…ハァー」 雲雀はうなだれるように深くため息をつく。 葵「大丈夫!すぐに着くから!」 雲雀(…何を根拠に…) 雲雀は口には出さなかったが、何を言っていても仕方がないので、重い足取りを前にと進める。
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