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そして、その姿を一人不服そうに傍観している者がいた…
雲雀・父「チッ…あの恥さらしが!…身分もわきまえず貧民のゴミと戯れているとは…早急に手をうつ必要があるな…」
雲雀・父は何故か不気味な笑みを浮かべているのだった。
まだ気配を読みとる程の経験がない雲雀は、その事に全く気づかず、一瞬のように感じた楽しい時間を過ごすのだった。
…そして、楽しい時間は今から長くて辛い過去となる…
上機嫌で帰路につく雲雀は、少しの悪寒を感じていた。
だが、その時は夜風が冷えていると思っていて、全く気にもしなかった。
それが、結局後悔する事になる…とは思いにもよらなかった。
家に到着すると…
雲雀・父が何故か待っていたかのように、玄関で仁王立ちしていた。
雲雀はその姿を見て、また怒られると身構える。
…が、雲雀の予想にもしなかった言葉が耳を通り、深々と心に突き刺さるのだった…
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