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ガシャ…
そんな音が徐々に大きくなる。
そして、雲雀が地面とぶつかった時…
激しい音と共に幸せに満ちていた笑顔と家は無惨にも、そして簡単に崩れ去った。
雲雀の目の前に広がる光景は真っ赤な炎…
そして…輝く指輪が通っているネックレス…
雲雀はそれを呆然と眺めていた。
雲雀「…どうして…どうしてだよ!!!」
雲雀は激しく地面を殴り、悔しさや悲しさを露にしていた。
…が結果は変わる事なく…ユラユラと揺れる指輪付きのネックレスが事実を突きつける。
雲雀はそれを見て…
雲雀「こんな物!!いらない!!…」
雲雀は思いっきり炎の方に向かって、投げつけようとしたが、途中で止める。
雲雀には投げられなかった。
…大切な思い出が詰まっているであろうこの指輪付きのネックレスを投げてしまえば、自分の中の大切な思い出も捨ててしまうようであった…
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