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自分の家に到着すると…
雲雀・父が玄関に笑いながら仁王立ちしていた。
雲雀「テメェ!!」
雲雀は直ぐ様殴りかかる。
…が片手で拳を止められてしまい、そのままの勢いで一本背負いをされて投げられてしまった。
雲雀・父「フッ…弱いな…あんな女にうつつを抜かされおって!貴様は名門!今一度その事を胸に刻め!」
雲雀・父はゆっくりとその場を去る。
雲雀「ウッ…ち…くしょ…俺は…弱いのか…葵の…母親の仇もとれない程…弱いのか…」
雲雀は今日だけで己の非力さというものを嫌と言う程痛感させられた。
雲雀「…絶対に強くなってやる!!…そして…必ず…」
そして、雲雀はその非力さから解放されたいが為、強さを求める事をここで誓った。
その為にも、仇とも言える自分の父親の元で強さを求めるという一番の近道を選ぶ事にした。
理由として、自分の父親が名門であり強いという事は雲雀自身も理解していた。
更に、名門には独自の属性があり、八雲一族にも雲という特殊な属性があるので、同じ雲の属性を使う自分の父親の元で強さを求めるのが最も最適である。
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