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雲雀「俺はその後も葵に会う事はしなかった!なぜなら、俺は強さだけを求めたからだ!あそこの憎い親父に復讐する為に…そのお蔭でわかった事もある!人と人とが関われば関わるほど…弱いんだよ…簡単に崩れる!って事がわかった!」
…雨は既にどしゃ降り…
雲雀「だってそうだろ?葵に会わなければ、俺はあの時にビンタもくらわずに済んだし、あの後を怯えずに過ごす事もできたんだ!俺にとって最大の汚点だぜ!一人の女にびびってるんだからな!ハッハッハ…おかしな話だぜ…フフッ…ハッハッハ」
雲雀は闘技場内で一人だけ笑っていた。
その笑い声は闘技場内に響かせたが、どこか悲しみを帯びているのがわかる。
…雨だけじゃなく雷まで鳴り始めた…
夜斗「…そうやって…今まで人と関わるのを…逃げてきたのか?…また…同じ思いをしたくないから…うぐっ!」
夜斗は泥水に浸りながら、雲雀に言う。
すると、雲雀はすぐに夜斗の傷痕を踏んで、夜斗を黙らせた。
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