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雲雀「黙れ!!お前に何がわかる!?お前に失った辛さの何がわかる!?俺にとってのすべてが消されていく…それを何もできないで見てるだけの辛さの何がわかる!!?」
雲雀は夜斗の胸ぐらを掴んで、鋭い眼光を夜斗に向けた。
夜斗「…わかるよ…僕も…何も…できなかったから…」
夜斗は最強とも言える父さんに惨敗を喫し、仲間全員を簡単に連れ去られてしまったシーンを思いだしていた。
そして、その言葉が真実だと雲雀はわかった。
…同じ苦しみを持つ者として…
夜斗「…君が強くなった理由は…もっと違う所にある筈…もう二度と…失わない為に…だから…自分が強くなるまで葵さんに会わなかった!…それに…その指輪付きのネックレス…関わりを断っていない証拠…まで…あるしね!」
雲雀には戦闘の激しさから飛び出した輝いている指輪付きのネックレスが首にかかっていた。
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