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夜斗(…なんて執念だ…立っているのも限界の筈なのに…)
雲雀の足はプルプルと痙攣を起こしていて、見てもすぐに限界だとわかる。
夜斗「…あんまりしたくはないんだけど…仕方ないか…君の意識を断つ!」
夜斗は手刀で降参しない雲雀の意識を断ち切ろうと、ゆっくりと雲雀に近づいていった。
雲雀「…なめんなよ…雑魚が…なめんな!」
雲雀は一歩夜斗に向かって踏み出した。
その姿は周りの者を唖然とさせた。
夜斗(気合いで動いた!?)
夜斗もその内の一人であった。
雲雀「…負ける訳には…いかないからな…」
雲雀は苦しそうな表情をしているものの何故か微笑を浮かべているのだった。
夜斗「…どうしてそこまで…」
夜斗はもう疑問しか生まれなかった。
雲雀「…フッ…愚問だな…俺が勝者で…天才である事に理由なんてない!」
雲雀はまた一歩と夜斗に向かってきた。
それを夜斗は呆然と眺めるしか出来ない。
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