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…静かな空間が闘技場を包む…
だが、落ち着いた空間ではなくピリピリとした独特の緊張感が包んでおり、誰もが息苦しさを感じている。
夜斗「…行くよ…」
夜斗は雨でビシャビシャの土を一気に踏み出し、雲雀へとただまっすぐと突っ込む。
雲雀「…こい!」
雲雀はそれを嬉しそうにカウンターの一瞬を待っている。
夜斗(…勝つんだ!…勝つんだ!勝つんだ!)
夜斗は構えをといて、ただまっすぐと突っ込んでいく。
雲雀(…動きが単調だ!これならタイミングを合わせやすい!)
雲雀は夜斗のタイミングに合わせて、剣を振るう。
夜斗はひたすらに走る。
雲雀(なっ!速くなりやがった…)
雲雀は既に剣を振るおうと、剣を振り上げていた。
…が、夜斗は既に雲雀の間合いに侵入していた。
雲雀(マズイ!!)
雲雀が急いで、夜斗に剣を振り下ろす。
…が既に遅く、夜斗は殴る体勢が完了していた。
夜斗「勝つんだ!!」
夜斗は一気に拳を雲雀に振り抜いた。
振り抜かれた拳は雲雀の腹部を完璧にとらえた。
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