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雲雀「うぐっ」
雲雀は殴られたまま動きが停止した。
………
……
…
…そのままの状態が数十秒続いた…
夜斗は雲雀から拳を離すと…
雲雀はゆっくりと倒れる。
そして、ビシャビシャの土が跳ねた。
夜斗は荒れた息を整えながら、まっすぐと雲雀を見つめた。
夜斗「…勝ったよ…皆…」
夜斗は笑顔で空を見た。
空は雲が多いが、雲の合間に眩しい日差しがさんさんと降り注いでいた。
藤堂「そこまで。勝者…白銀夜斗!!」
藤堂の言葉に観客はぞろぞろと歓声をあげていく。
美空「勝ちましたよ!楓様。夜斗様が勝ちましたよ」
美空は子供のように嬉しさを爆発している。
神姫「あの逆境を…自らの力で乗り越えた…」
神姫は美空とは違い、驚きで唖然としていた。
母「フフッ…やったわね…夜斗…だけど…まだこれからよ…」
母さんは笑みを少しこぼすと、すぐに最強といわれている自身の夫を見た。
母(…あの子の力を間近で感じたでしょ…アナタを脅かす程に…)
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