魔道学院でいきなり

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「私はフィフスクラスのメイジよ?貴方の様なただの人間が勝てるかしら?」 「フィフス?何ぞそれ」 「フィフスは5つの魔法を組み合わせて使える魔法使いのことよ、全部で10まである・・・」 シェミルが後ろからボソっとつぶやいたのを、ジョーカー様は聞き逃さなかった。 「よそ見してないでかかってきなさい!」 ジェシカが杖をジョーカー様に向けると、無数の火の玉が襲い掛かってきた。 「ほぉー・・・」 だがジョーカー様が右手を前に出すと、見えない壁でもあるかのように火の玉がどんどん弾かれていく。 「なぁーんだ、フィフスとやらってこんなショボショボの魔法しか使えないんだ」 「なんですってぇーっ!?」 ジェシカの目の色が変わり、今度は杖を上に上げ巨大な火の玉を作り上げそれをジョーカー様の向けて落とすが・・・。 ジョーカー様はまた先ほどと同じようにして、巨大な火の玉も軽々と弾き飛ばした。 「ぁーあ、つまんねぇーなぁ・・・そうだ、先生とやらさぁー決闘ってさぁー・・・・・・殺しても良いんだよね?」 「んまぁー、どちらかが死ぬか降参するまでってこの教科書の46ページに書いてあったからそうなんじゃね?」 「ふぅ~ん、なら・・・・・・殺しちゃうか」
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