命短し
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ゆきがふってきたね 君はそう言ってちらちらと降り寄せる白い結晶に手を伸ばす。 ああ…今僕はなんて幸せなんだろう。 今君の気持ちは僕だけに向いているのだから。 でも、僕はすぐに解けて消える。 君に触れることなく。 君に触れるには、どうしたらいい? 小さな結晶の僕は、君のまわりを白く染め上げるだけ。
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