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ハチマキ交換
(ハチマキ…)
直「お サンキュー」
(なっ 直矢…!!)
(…ってことは
あのハチマキ直矢のっ)
(きゃ~~~
触っちゃったよ~!!)
はッ
菜「…ったくもう
そのハチマキ狙ってる子多いんだから 大事にしなよッ」
直「ん? ああ
なんでこんなの欲しいんだろなー」
菜「え?
好きな人とハチマキ交換できたら 両想いになんだよ!?
知らないの!?」
直「知ってるけど
別にハチマキなくても 両想いにかわりねーじゃん」
菜「けど欲しいの
好きな人のハチマキ!
そんなのでも宝物になるんだから」
「…っ あ」
(あたし 何 ムキになって)
直「ふぅん
菜摘も欲しかったりすんだ?」
菜「じょ じょ 女子代表で言ってんのよ!
バカじゃないのッ」
(もう 恥ずかしくて死にそう~~~)
直「…でも いーじゃん
そういうの可愛いと思うよ」
菜「~~~ッ ハチマキ!
ちゃんと名前縫っとかなきゃダメだよ!」
直「あ? ああ
菜摘 縫っといてよ」
菜「え…!?」
直「オレ その間
菜摘のハチマキ持ってるから
交換」
菜「ちょっ…」
(“交換”って
意味 分かってるの?
直矢ーー…っ)
直「…あ
キレイに縫えよ」
菜「じゃ自分で縫え バカ!」
はわっ
(あー~~ もう
あたしってば また…)
ぷぷっ
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