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二日後。
早利の葬儀が行われた。
喪主は私。
「亜衣さん…大丈夫?」
「あ…お義母さん…。すみませんご心配をおかけして…」
「何を言ってるの…。気をつかわなくていいのよ。貴女みたいな素敵な人と結婚して…あの子は幸せだったでしょうね…」
私は…素敵なんかじゃない。
早利…私…ちゃんと喪主…つとめられてる?
「そんな顔しないで?貴女がそんなじゃ…あの子も悲しむわよ」
「私…そんなひどい顔してますか?」
「ひどい顔ではないけれど…今にも泣き出しそうよ」
泣くわけには…いかない。
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