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何度そうしただろう。
自分でもわからなくなったとき、チャイムがなった。
宅配便か何かだろうか…。
バケツと雑巾をその場に残し、玄関へ向かった…。
「はい…?」
ドアを開けると、そこには小さな女の子をつれた女性がいた。
手には花。
女性がお辞儀をしたので、つられて私もお辞儀する。
「私…紺野礼子(こんのれいこ)といいます…。こっちは娘の真菜実(まなみ)です。…ほら真菜実、ご挨拶しなさい」
「…こんにちは…」
「こんにちは…」
どのような用事で訪ねてきたのかはわからないが、一応挨拶は返す。
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