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「あの…何か…?」
「ご主人…亡くなられたと聞いて…。…申し訳ありません…!」
「…え?」
「貴女のご主人が庇ったのは…この子なんです…」
「…え…」
なんとも間抜けな声だけど…それだけしか言えなかった…。
「私が目を離したばっかりに…この子は一人で外へ…。ボール遊びをしていて…道路に飛び出したみたいなんです…」
「…と、とにかくお上がりください。中でお話ししましょう」
「すみません…お邪魔します」
「おじゃまします」
「どうぞ」
花を受け取って、ドアを閉めた…。
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