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時は幕末時代
…賊軍となり果てた我が藩に勝利が残っていようか─
「…月島」
俺は傷を負いながらも、会えるのが最後だから…走って月島の家に行った。
殿の御命をお守りするために月島は、明日切腹される─
「黒田!!!怪我の具合大丈夫か?」
「たいしたことねーよ。……それよりてめーが全責任負うのかよ。」
「ああ。」
「なんだよふざけんな!!!!!へらへらしやがって」
「貴様言って良い事と悪いことが…、」
「うるさい!!!!。俺の気持ちがわかってたまるか」
違う、こんなことを言いに来たんじゃない
ただ一言──
「なに言ってんだよ、きさ……」
俺は月島を押し倒してキスをした。
「何もしゃべんな。てめーうざいんだよ。」
「うっ──。」
月島は泣き出してしまった
「な、んでいきなり!!!!うざいならこんなことすんな……」
「もし死ぬなら、俺の中のてめーの思い出全部持っていけよ」
「嫌だ!!もっと黒田にめーわくかけてやる。瀬谷と一緒になっていつも俺のこと馬鹿にしやがって。俺がどんな思いしたか…。」
月島は黒田を押し返した
「てめーはからかいやすいんだよ。バーカ。─月島は結局誰が好きなんだ?」
月島は黒田に好きな人がいる事を打ち明けていたのだった。
「…言いたくない。」
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