決断

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智瀬は優しく、咲羅を抱いた・・・。 まるで、壊れ物を扱うかのように。 咲羅の透き通った白い肌を智瀬は眩しく見つめていた。 「咲羅・・・平気?」 「ん・・・」 「痛かった・・・?」 「バカ・・・」 ふふっと咲羅に笑みが零れた。 この日、 初めて智瀬は咲羅を抱いた・・・。 それは、二人にとって新たな一歩でもあり、 この上ない幸せな一時だった・・・。
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