7732人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日の午後20時を回った頃・・・
『ROMIO』店内
そこにはあの音和の姿があった・・・。
「おい、神はまだ来ていないのか?」
「はい・・・まだです。」
「あいつ・・・最近少し緩んでいないか?」
「・・・そんなこと・・・」
「クリスマスはすっぽかすし、昨日もまた、無断欠席・・・」
音和は鋭い目付きで蓮と椿を見た。
「お前ら・・・何か特別な事情でも隠してねぇか?」
音和の鋭い問いに一瞬口が開く・・・が、すぐに閉じた。
「・・・」
「まぁ、いい。出勤したら俺の部屋に来るように伝えておけ。今日は店に居る。」
「・・・はい。」
音和はじろっと店内を見渡す。他のホスト達にも一斉に緊張が走る。
音和は黙って奥の部屋へ入っていった。
最初のコメントを投稿しよう!