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中国地方のある村では毎年、 人が亡くなると畑に新しい案山子を立てるという風習がある。 既に案山子が立っている畑には新たに立てず、案山子が立てられた畑は手入れをしない。 そのうち荒れた畑ばかりになりそうだが、毎年一体ずつ案山子が畑から消えるのだそうだ。 ある村人は「新しいのが立てられそうになると、古い案山子から山へ歩いて行く」と語った。
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