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食べた後は、散歩がてら散策する。
竹林や木々が風に揺れ、音が怖く寂しかったが雰囲気があった。
その後入った小物屋でナオとお揃いの花柄巾着を買う。
家族へのお土産に箸と椿油をつけて髪を梳く櫛を買った。
ユリウスは香と万年筆を買う。
ユリウス自身何も買わないので、ミナとナオはユリウス用にと内緒で探す。
「毎年誕生日やクリスマスも困るの。聞いても何でもいいって言うから」
ミナは棚を見ながらぼやく。
「でも適当にはできないんだね」
「だってユリウスは一番欲しいものくれるもんっ、悔しいでしょう?」
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