天使の従兄弟
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「ごめんね?もう話さないから」 男の子は悲しそうな顔をする。 すると周りはどうしたのかとますます注目した。 ミナは内心イラっとする。 学長は世界でも有名な知識人で、声を掛けられる事は学生にとって何よりも換えがたい栄誉だった。 しかしイラつき足許に気を抜くと、一枚の楓の葉に足を滑らせる。 「きゃっ」 転びそうになるが、すかさず腕が伸び、ミナの体がしっかりと支えられた。
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