俺と梨紗

4/10
前へ
/328ページ
次へ
制服に着替えて1階のリビングに行く。 リビングに入ると、ハチミツの甘い香りがした。 「おはよー❗ひっくん。先に頂いてます」 梨紗が食パン食ってる。 「お前またうちで飯食ってんのかよ」 椅子に座ると、母親が牛乳をそそいだグラスを持ってきて言った。 「あんたの準備が遅いからでしょ❗」 「それと飯食うのと関係あんのかよ」 「何?」 「何もない」 母親は、昔から梨紗を娘のように可愛がる。 なぜなら、うちには男しかいないから。
/328ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2939人が本棚に入れています
本棚に追加