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降りしきる雨にライオンの血は流れていく。
ライオンは言った。
「もし俺が生まれかわってお前のような姿になれたら皆から愛してもらえるかな?……不思議なんだよ…もう体中ボロボロなのに寂しくないんだ…。 きっと濡れた頬の冷たさなんかお前が奪ってくれたんだよな?」
ライオンはそう言い終わるとゆっくり目をとじて(ありがとう。いまでは涙の理由がわかったきがするよ。きっとこの心の温かさなんだ。)
そう思いながらライオンは息絶えた。
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